年賀状が届かない! 民営化後、郵便局ますます混迷? 2009/ 1/5


☆毎年の正月の楽しみの一つに、年賀状があります。
朝ゆっくり起きて、友人知人や親戚などから届いている年賀状を、一枚一枚確認して、平素の交友関係に思いをはせるひと時です。
最近は、年賀メールとか携帯での年賀コールとかが流行っていますが、たとえパソコンプリントでも、文書としてもらうのは嬉しいものです。若い人の間でも『あけおめ!ことよろw』式の賀状をやり取りしている人も結構いるとか。やはり日本文化のひとつとして定着していると言っても良いと思います。

 しかしなぜか、今年の年賀状はなかなか届きません。
正月一日に来たのは約半数ほどで、残りは3日以降にポロポロと少しづつ届いております。
そして、こちらが12月25日に出した年賀状が身内の家に届いたのは、なんと4日になってからです。以前は、12月25日までに出せば元旦には必着します、と郵便局が宣伝していたのですが。
隣の市までの、僅か20キロメートル程の距離を配達するのに、なぜ10日もかかったのでしょうか。

 10年ほど前、以前住んでいた住所でのことですが、毎年元旦の朝届いていた賀状が、いつの頃からか16時以降にならないと届かなくなり(近所の人に聞いても同様でした)、郵便局に交渉に行ったことがありました。その時に言われたのは『配達の順序によって遅れることがある』というものでした。そこでこちらは『ではせめて1年交代で早便と遅便にしてくれ』と申し入れをしたところ、なぜか翌年からはずっと、従来通り10時頃までには私のいた地区全戸に配達してくれるようになりました。 副局長さんのあの弁明は何だったのか、未だに訳が解りません。
 しばらく後、今度は15日頃になって、宛先不明の賀状が返送されてきたことが何度かありました。当方はいつもきっちり12月25日までに投函していたのに、です。 たまたまその一枚が私が大変お世話になっていた方宛てで、転居のため不明となったものでした。結果、不義理をすることとなり、また郵便局に具体的な説明を求めに行きましたが、その時もアルバイトさんのせいにして有耶無耶にされてしまいました。
郵便事業のプロの筈の郵便局ですが、やはり昔ほど信頼が置けないな、と次第に思うようになっておりました。

 そして今年です。郵政民営化により、一昨年秋に郵便局『株式会社』として発足し、顧客サービスの向上に努める、との触れ込みでしたが、その実態は依然として、というより、より一層間尺に会わないものとなっているような気がして仕方が無いのです。
そう感じているのは私だけなのでしょうか。 皆さんはどう感じておられるでしょうか。
 それに比して、クロネコメール便など、他の民間業者さんは、郵便局が何も届けてくれなかった2日にもちゃんとフルタイムで営業しておりましたし、やはり経営レベルの格差が、細かなところで垣間見えます。
要するに自分の都合優先なのかお客さん本位か、ということが如実に現れたこの正月の年賀状未着でした。

☆また、それに輪をかけて、というか『ゆうちょ銀行』についても、市中の銀行に比してまだまだサービスレベルが追いついていないようで、作者の町の中央郵便局では、ゆうちょ銀行の待ち時間は概ね30分以上、1時間待ちはざらということです。
昨年夏、私が後見をしている伯母の住所変更の手続きに行った時、複数通帳の切り替えでも普通の銀行では10分程度で完結したものが、順番が来るまで1時間以上待たされ、挙句の果て別室に通されて、3通の通帳の住所変更に6枚の書類を2時間かけて書かされる始末でした。別に私だけ目の敵にされていることは無い筈ですが。
応対してくれた職員さんに他行の対応のスムーズさを話したら、『中央の幹部職員に、民間から人が入らない限りこのレベルが続くでしょう』とのことで、現場の人達も相当混乱、困惑している様です。

☆ま、いまの郵便局にしてもゆうちょ銀行にしても、もう少し長い目で見なければならんのでしょうが、早く何とかしないと、みんな見限ってしまいますよ。この1月15日からは、一般の銀行と郵貯銀行との相互乗り入れが始まりますが、『軒先を貸して母屋を取られた』なんて事の無いよう、特にJP幹部はがんばらんといけませんね。

このままのサービスレベルだと、来年から郵便局の年賀状はやめて、クロネコメール便とインターネットメールに切り替えないといけないかもしれません。






inserted by FC2 system