『定額給付金』とは、『消費税前倒し還付金』に他ならない! 2009/ 1/25



☆本来はあまり前向きにやりたくない自民党が、公明との連立維持のために仕方なく打った全く無駄な施策である定額給付金ですが、麻生氏ほかの自民幹部も、このところの世論の大不評と野党の追及などで、半ば意地半ばヤケクソで地方に丸投げした形で、とうとう実施される模様です。

麻生総理などは、この給付と引き換えに三年後の消費税アップを国民に確約させたいようですが、全く次元、レベルの違う話をごちゃまぜにし、それに本人の意地とねじれ国会の現状が絡んで、世界の先進国とは到底自慢できないような迷走をしている昨今の国会運営の状況です。 特にオバマ大統領が就任した米国の政治の熱気に比して、全くお寒い状態が続いております。

 われわれから見た場合この給付金は、ヤルと言われて、貰おうか辞退しようかなどと逡巡するようなレベルのものでは全くない訳で、いわば自民と公明が行おうとしている

 『振り込みます詐欺』 のようなものだということは、大方の国民にはバレバレな訳です。 要するに 『定額給付金を振り込んであげるから、消費税上げても票をちょうだいネ!』

というネタでしかありません。 誰も景気刺激策などとは思っていないのです。

☆消費税アップの議論については、以前から各党が異口同音に言っている如く、『抜本的な財政改革』とのバーターとして実施することは総論として厳存してはおりますが、要はその議論をどこまで煮詰めるか、つまり『骨抜き』とするか『建前論』とするか、それとも『実の伴ったものとする』か、そしてその実施時期も、『改革の成果が出た後』とするのか、『同時進行』とするか、はたまた『先に消費税を上げる』のか、というところで各党(とそれにくっついている各省庁の思惑)の進め方に如実に差が出てくるところでありましょう。

大方の国民は、抜本改革の後でなら消費税アップもやむなし、と考えているのは各世論調査の示すところですが、その国民の想いに対し十分に納得させてくれる政治の舵取りは、定額給付金などという茶番で国民を騙し切れると信じている今の自民公明議員のレベルでは到底不可能な所でしょう。

 要するに、今回の給付金騒動の本質は、将来の消費税アップの負担金の前倒し還付金、それも、地方自治体に大迷惑と不要経費を多大に浪費させての、公明党のメンツを立てた『自民党お大尽のお遊び』に他ならないわけです。
※麻生氏のイメージにぴったりかもしれませんね(^^♪

 還付金額が@12,000円として、消費税が将来的に+5%上がるという試算でみると、単純計算で 240,000円分の買い物の消費税に相当することになります。
 その時まで預金にでもしておこうかな?

みんな、自分達が払う税金の還付金なんだから、堂々と受け取りましょう!





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