1KW大作戦! C 2018/8



総通さん方が帰られたあと、しばし落ち込んでおりました。(~_~;
でもこのままでは終われません。

取り敢えずハムショップF氏へ電話。
『検査、落ちちゃったよ〜』『え〜!』彼も信じられないようでした。
最近の検査内容について具体的に話すと納得したようで、認識を新たにされたようです。 遅いワイ!

次にリニアを購入したお店にも電話。今後の対策を相談しました。
店主の方曰く『やはり最近の総通検査には、フィルター類を付けるのは必須のようですね。同じアンプで検査に通った局は、みなさんLPFとコモンフィルターを付けられてましたから』との事。
『それと、念のためアンプのスプリアスを計ってみましょう。知り合いの局にお願いしてみるので、そちらに持って行って現物を測定してみては如何?』とも提案してくれました。
幸いその局はうちの隣町におられるそうです。
ローパスフィルターについても聞いた所、ショップサイトの販売掲示からは外しているものの、手配は出来るとの事。それも即お願いしました。

電話を切ったあと、早速ネットでLPFとコモンモードフィルターを調べてみました。
コモンフィルターについては、ヤフオクに幾つか載っていたので、早速二本落札しました。一つは市販品の中古、もうひとつは四国のOMさんの手作り品です。
あわせ、LPFについても適当なものを、別途一つ落札できました。
これで何とかなるかも知れません。

早速、紹介頂いたOMさんに連絡を取り、アンプをご自宅まで持参させてもらいました。
で、シャックを見せてもらってびっくり! 所狭しと測定器がズラリとならんでいます。
一台で高級車が買える、校正証明付きのスペアナも置いてあります。
『しばらくお預かりして、アンプを測ってみましょう』とのことで、あずけさせてもらいました。

数日後電話があり、測定結果が出たとの事。
またお伺いしてデータを頂きました。 『このアンプは結構筋が良いですね。大半の値は規定値に収まってますよ。』との事。
ペーパーとPDFで、各バンドの測定結果をもらって帰りました。

早速、『再検査依頼書』を作成(様式は自分で作りました)し、測定結果を印刷したものとあわせて総通さん宛に送りました。

しばらくして電話があり、再検査を了解したので、日程を打ち合わせしたいとの事。
調整の結果、再検査は8月上旬に決定しました。これで何とか1KWの免許が貰えそうです。
短めの同軸を作成し、アンプとフィルター類を結線し、検査に備えました。


いよいよ再検査当日、10時半過ぎには前回と同じ顔ぶれで到着されました。
前回での当方の準備不足を詫び、早速再検査スタートです。

今回については、以前行った検査に関しては再度は行わず、パスしなかった部分、近接スプリアスならびに2倍波と3倍波の検査だけとなりました。
アンプからの同軸をコモンモードフィルターに入れ、それをローパスフィルターに通し、それに測定器をつないで検査します。

前回と同じように、方向性結合器にダミーロードと携帯型のスペアナを分岐させてセットします。
『では3.5Mから始めてください』『了解、周波数セットします』
『はい、キーダウンお願いします』『了解』『はい、結構です』
今回はこの前経験しているので、こちらもスムーズに対応できました。暫時後、30分程で全ての測定が終了しました。

『はい、お疲れ様でした。今回は大丈夫でしたね。基準はすべてクリアしてます』『特に50Mhzのスプリアスは良く落ちてますね。合格です。お疲れ様でした。』

は〜 やれやれ、やっと1KWのライセンスがもらえます。

家内が入れてくれたコーヒーを皆さんにお出しし、しばしくつろいだあと、免許状をいただきました。
ほんと、2回も来てもらって、もしこれで又落ちたらどうしようかと思ってました。(^-^;)ゞ


総通さんの話では、最近は検査に通らない局も結構あるとの事で、やはり現在の検査方法ではCMFとLPFの装備は必須のようです。
皆さんに御礼を言い、広島までの帰路につくのを見送りました。


で、総通さんの検査料金についてですが、再検査の追加金額は別段取られず、当初印紙で支払った11,650円だけでOKでした。
これだけの手数料で、大のおとな4名×2回分です。たくさんの税金を使わせて頂きました。m(_"_)m

ちなみに、地元などの検査代行業者に依頼する方法もあるそうですが、その場合の相場として、1回あたりン万円かかるそうです。(業者により検査料が異なるとの事)
やはり直接来て頂いた方がおトクなようですが、ローカルさんなどに色々聞くと、なかには敢えて業者の方を選ぶ局もあるそうです。
いろいろ融通が利くとか?(どう融通が利くのかは聞いてませんが(^◇^)ノ)


ともあれこれで、晴れてリニア付きでお空に出られます。

もっとも主に出るのは、FT8のDX時に、パイルになった珍局などを呼ぶ時だけで、7Mhzなどの国内QSO等にはSWを入れるつもりはありません。
またリニアを掛けると言っても、せいぜい200W〜300W台までで、それ以上パワーを上げると、ALCを絞っていても送信バンド幅が結構広がってしまいます。平生はそれを極力抑えて交信しており、当初の目的にはアンプをわずかに効かせる程度で必要十分です。

パムショップF氏曰く、『これで1KW局だと胸張って言えるね!』
別にパワー出せるからって偉くなった訳じゃ無いんですけどね。

総通の無線局検索サイトの表示が変更されるのには1ヶ月以上かかる模様なので、今現在で当局のコールサインで検索いただいても、まだ100W免許の表示の儘ですので、あしからず。
最近、この総通のサイト良く皆さん見てるようですね。別に誰が何級であろうと、ハム局であれば関係ないと思うのですがねえ。

 (この項、おわり)





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