8N4KL 運用しました 2017/8


 我が街倉敷市は、今年が新市政施行50周年にあたるそうです。
1967年に旧倉敷市と児島市、玉島市が合併し、新制倉敷市が誕生してから、早や50年が経過した事になります。
筆者は当時学生で、なんか市が大きくなったんだという程度の記憶はありますが、別に何がどう変わったとかいう実感は全くありませんでした。ただ、旧児島と旧玉島に住んでいた人の話を聞くと、街の名前が変わってしまったというのは、結構なショックだったそうです。
まあ、高度成長の時代でもあったし、住民サービスが格別悪くなったとかのデメリットは、格別無かったそうですが。

 それから50年経ったわけですが、我等一般市民としては正直なところ、それがどうしたといったところで、格別の感慨も湧いてきませんが、市の側としては、何らかの記念イベントを是非やりたい、というのもまた公務員さんたちの習性なのかもしれません。

 で、今回、JARL(日本アマチュア無線連盟 ⇒ アマチュア無線家の全国組織)の岡山県支部と帯同で、新市政50周年記念局なるものを、約半年間運営しよう、という事となりました。
倉敷市在住のハム局に呼びかけて、特別記念局を持ち回りで運用し、できれば全世界のアマチュア局1万局程度と交信しようという計画です。
6月3日に、海のすぐ近くの山頂にある『王子が岳レストセンター』で、開局のセレモニーが行われました。 当方にもお呼びがかかり、ちょうど時間も空いていたので参加してきました。
当日は地元の新聞社も取材にきておりました。

 その後、各局の間で無線機を持ち回りを行いました。
当方の当番は7月16日から23日までの8日間、JT65のみで運用して世界中の320局程と交信出来ました。
このモードは、別項にも書きましたが、1局と交信するのに基本的に6分かかります。
最高にテンポ良く行っても最低4分はかかるので、電信や電話での交信のように、1時間で数十局と交信する、という様な訳には行きません。 結構長時間無線機の前に座ってしまう事となりました。

管理者の方には、事前に『最低200局以上は交信するからね!』と言っておきましたが、それについては何とかクリアできました。

 最近は、アマチュア無線界の底上げ策の一環として、こういった記念局を全国で運用するのが流行っており、各バンド各モードで、8J○○とか8N○○とかのコールサインを良く耳にします。
大抵は、交信カードをこちらから出さなくても、一方的に送ってきてくれますので、その意味からも結構人気になっているようです。

記念局の運用という面白い経験を、今回もする事が出来ました。



  ( 2017/8/21 )






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