岡山県 那岐山 2005/4/27
場所 岡山県勝田郡奈義町
交通 自家用車にて 単独行
標高差 約660m
天気 晴れ
時間データ
B・Cコース駐車場発 8:20 〜 大神岩 9:20 〜 山頂稜線 10:10 〜 那岐山頂 10:20
山頂発 11:05 〜 休息所 11:15 〜 駐車場着 12:40
( 登り 120分 下り 95分 )
◎この那岐山は、2004年夏〜秋の台風で麓の山林が大変な被害を受け、秋以降登山道が通れなくなっていたのだが、那岐町役場
などの努力により、やっと復旧したと聞き、今回の登山となった。
ずっと以前に登った折には、A・Bコースの入り口金までの林道は、菩提寺までの舗装道から左折直後よりずっと未舗装で、降雨により
道がえぐられており、自家用車で上がるのも結構苦労し、駐車スペースも限られていた。
しかし、2003年に登った時には、植林された杉林の中を舗装道路が通っており、登山口付近には立派な駐車場が出来ていたのには
驚かされた。
今回、今度はその杉林が軒並み台風でなぎ倒され、無残な倒木の中を、車で上がって行くこととなった。
作業をしている方に聞いても、倒木の撤去はいつまでかかるか全く見当もつかないという事であり、改めて台風の被害の大きさと、林業
継続の難しさを認識させられた。
このような中、こちらは半ば物見遊山で山に登らせていただくのであり、誠に申し訳ない気分であった。
駐車場は綺麗に片付けられており、すでに数台の車がとめてあった。
今回も、最短のCコースを登降することにする。
登山口の標識の横を通り、なだらかな山道をじっくり上がって行くと、しばらくしてまた林道に出る。
以前はここまで車であがった事もあったが、方向転換する場所も余りなく、最近はずっと下の駐車場に置くことにしている。
ここから本格的な登山道になる。 途中、檜の林の中に山林学習の場が設けられている所を通り、快適に高度を上げて行く。
余り急な場所や滑り易い所もなく、山の斜面の南東側をつづら折りに登ってゆく。
途中、1箇所水場があり、水分の補給を行なう。 ここはいつ来ても水が出ており、日照りの後でも枯れ難いようだ。
太陽の直射を浴びながら登ってゆき、5合目の標識を過ぎたあたりに大神岩(おおがみいわ)があり、ここで小休止を取る。
この岩に登ると、眼下に自衛隊の日本原演習場が見渡せ、射撃訓練の日などは、砲撃の音がポコンポコンと聞こえてくる。
今回は演習日ではなかったようだ。
一休みした後、再度の登りにかかるが、この辺りがこのコースの一番の急坂となる。 リズムを取りながら登ってゆくと、程なく稜線に出
傾斜はなだらかになる。
稜線からの景色を楽しみながら少し頑張ると主稜線に出る。 この1240mピーク辺りに最近休息舎が建てられた。
那岐山の山頂へはここから右に取る。 主稜線の少し先を左折して100m程下ると水場があるのだが、今回はパスする。
ほどなく那岐山山頂1255mに到着する。
近くには、立派な避難小屋も建設されている。 以前は何もなかったところなのだが。
汗をぬぐい、春風と柔らかい日差しの中、朝昼兼用の弁当を食べ、例によってバーナーで湯を沸かし紅茶を入れる。
程なく数組の登山客も到着し、入れ替わり立ち代り結構賑やかになった。
1時間ほどのんびりし、来た道を引き返す事とする。
出来れば滝山まで足を延ばしたかったのだが、次回以降の楽しみとし、体調の関係で今回はパスする事とした。
ゆっくり下山し、1時間半ほどで駐車場までたどり着いた。
帰路の楽しみの入浴については、津山市(旧加茂町)にある百々温泉(どどうおんせん⇒旧名、現在は めぐみ荘)まで久し振りに足を
延ばした。
こちらは結構空いており、のんびり入浴し、山の垢を落として家路についた。
ご参考
今回は通らなかったが、Bコースも比較的楽なコースであり、Cを登りBを降りるのが一般的であろう。
ぐるっと回って元の場所に戻ってくることになる。
ただ、途中から沢に沿っての道となり、雨の後などは地面が大分ぬかるんでおり、お勧めできない。
Aコースは菩提寺からの道となり、BやCと組み合わせると舗装道路を結構歩く羽目になり、これを是とするなら起伏に富んだ面白い
コースである。 Cを登り、山頂を越えて少し稜線を辿り、1201mピークのところから尾根道に沿って下ってゆく事となる。
何度かのアップダウンを繰り返し、最後は尾根をぐるっと回って菩提寺の西に出る。 無雪期ならば然程危険な箇所はない。
ここから舗装道路を少し歩き、右折してBCコースへの道を上がり、元の駐車場まで戻る事となる。
那岐山頂にて 立派な石碑 那岐山頂よりのパノラマ 1240mピーク〜滝山への稜線
那岐登山コース (カシミール3D使用)