鳥取県 大山 2005/7/20
場所 鳥取県 大山町
交通 自家用車にて 単独行
天気 晴れ 湿度高し
標高差 約800m
時間データ
大山寺夏山登山口発 5:30 〜 6合目避難小屋 6:50 〜 大山山頂(弥山) 7:55
大山山頂小屋発 8:40 〜 6合目避難小屋 9:30 〜 大山寺着 10:30
( 登り 2時間25分 下り 1時間50分 )
◎岡山県南をAM2:00に出発し、R180〜181号線を経由、大山寺の夏山登山口駐車場に5時前に到着。 少し仮眠して、あたりが明るくなってから準備を開始し、5時半にふもとを出発した。
ほんの数年前までは、この駐車場も夏は超満員で、駐車するのにも時間のタイミングを見計らう必要があったのだが、ここ2〜3年はなぜかいつもスムースに駐車できてしまう。 今回も相当あいていたので、日中の日差しのあたり難い木立の下に置く事が出来た。
登山口の標識のある階段を上がり、大山寺の中の石段をもくもくと登ってゆく。
今回は、この何でもないところで階段に躓いてコケてしまい、向こう脛を思い切り打ってしまった。
なんともはや、我ながらドジである。 おかげでしっかり目が覚めたが、脛から血がドロドロと流れており、大判のバンドエイドでやっと抑える事が出来た。
気を取り直して登りにかかる。 この夏山道は、取り掛かりは石の階段が続き、それから林の中の、木の根の多い急な道を登ってゆく。
ただ、今は丸太の階段になっている箇所が多く、ゆっくり登れば全く危険なところは無い。 しかし、この丸太の階段はなぜか結構疲れる感じがする。
じわっと出てくる汗を拭きつつ高度を上げてゆく。 以前はコースタイムを意識してがむしゃらに登った事もあったが、今はそのような体力もないし、自分のペースで登る。 何かあって人に迷惑を掛けるのは愚の骨頂である。
ほどなく6合目の避難小屋に出る。 ここらあたりから日を遮る樹林も余り無くなり、直射日光に当たりながら登ってゆく事となる。
この付近は登山道の崩落も激しく、それを食い止める為に金網に石を入れて階段状に土留めをおいてあり、そこを登ってゆく。
8合目あたりから傾斜は緩やかになり、2004年に完成した木道の上を歩くことになる。
周りは勿論歩行禁止である。
木道に沿い、ゆっくりしたペースで登ってゆく。 この巾が人がすれ違うのには少し狭く、昨年は大変混雑していてえらく待たされた場所だ。
人と同じ時間に登降すると、やはり人気のある山だと渋滞に巻き込まれる。 人より2時間速く行動する! が山での原則であろう。
今回は、逆にほとんど人に合う事も無く、自分のペースで歩く事が出来た。
程なく山頂小屋が見えてきたら、5分ほどで大山弥山(みせん)山頂(1711m)に到着する。
20年ほど前は、この山頂一帯は殆どガレており、植物も失われていたのだが、自然保護運動が奏功し、今は緑豊かな頂上に戻っている。
大山の本当の頂上は、ここから尾根道を行ったところにある剣が峰(1729m)にあるのだが、最近は尾根道が崩落しており、通行禁止となっており、通常はこの弥山を頂上としている。
この弥山の標高が、先年の鳥取県地震の影響で幾分変わったそうである。
私も以前、大山に登った時は、剣が峰まで何度か行った事もあり、そこからお鉢を回ってユートピア小屋から元谷までぐるっと経由するコーズも面白かったのだが、最近このコースはガレて大変危険になっており、廃道とされ、殆ど誰も通っていないようである。
山頂小屋は、最近は消毒薬のにおいも殆ど無く、清潔に使われており、用が無くても取り敢えず入ってみる事にしている。
昔はシーズン中にはここに売店もあったのだが、今はない。
この日は私一人の貸切状態であった。 ここで朝食弁当を広げ、バーナーで紅茶を入れる。
しーんとした中、バーナーの燃える音だけが耳に響いた。
暫く休憩した後、もと来た登山道を下る。
昨年は、6合目の下から元谷に降りる行者コースへ回ったが、今年はそのまま降りる事にする。
この、行者コースもよく整備されており、これでもか、という位の丸太の階段が続いていた。
大山寺に降りた時は、未だ10時半であり、下には、これから登ろうか、という人達が結構おられた。
登山靴を履き替え、荷物を車に積み、そのまま大山寺を後にした。
帰路も同じ道を帰り、途中、明智トンネルを越えたところで、千屋温泉に立ち寄り、入浴セットと着替えを持って入り、山のあかを全て洗い流した後、全部着替えてさっぱりしたところで県南まで車を走らせた。
大山山頂小屋 風力発電機がありました 大山弥山 山頂碑 皆さんタッチ 先に見えるのが剣が峰(右手) 通行禁止です 南方 烏ヶ山を望む
GPSデータ (カシミール3D使用)