四国 石鎚山 2005/10/8
場所 愛媛県久万高原町/西条市
交通 バスツアーへの参加 単独行 (バス同行は計24名)
標高差 約550m
天気 曇り時々雨
時間データ
土小屋発 12:25 〜 二の鎖 13:55 〜 頂上 14:25 〜 頂上発 14:50 〜 土小屋着 16:40
( 登り 120分 下り 110分 )
◎今回の山行きは、初めての登山バスツアーへの参加となった。
本土から四国に自家用車で渡る場合、単独行では費用が馬鹿馬鹿しいため、丁度Y旅行社が募集していたツアーに便乗する事
とした。
中級 と書いてあったが、バスの中は、約7割が高齢者、あとは若者と家族連れであり、やはりここにも中高年の登山ブームの
影響が如実に現れているようだ。 しかし、考えてみれば瀬戸大橋を渡って7千円足らずで連れて行ってもらえるのは大変有難い
事ではある。
天候は、残念ながら霧雨模様となり、久し振りに雨具を着用。
雨が眼鏡に直接当たるとすぐ前が見えなくなる為、つば付き帽子をかぶり、その上からフードをかける。
同行の人に中高年が多いため、こちらものんびりペースで往復。 でも、3歳の子が、お母さんに連れられて健気に完登したの
には驚かされた。
紅葉は今が見ごろであり、もう一日前後にずれていれば、とくやまれるが、雨の風情もまた良し、と割り切って楽しむ事も必要かと
思う。
土小屋から二の鎖までは、尾根道に沿ってゆるい登降を繰り返すだけで、道もきれいに整備されており、大変快適である。 所々
で小さな沢を越えるが、全く不安は無い。 傾斜のあるところは、木の階段が付けられている。 これが雨で多少すべるが気にする
ほどの事は無い。
二の鎖下から頂上までの本道は、長い鎖場が二箇所あるが、雨の中では滑りやすくもあり、大半の人が側道を通っていた。
私も側道沿いに登降したが、こちらは立派な鉄製の階段が付けられており、手摺やスリップ止めも完備しており、断崖の中腹を巻
いているにしては全く安心して通行できる。
流石に石鎚山だと感心させられた。
直ぐに頂上に着き、参拝したあと傍の立派な休息所に入る。 中はきれいに作られており、山小屋、という雰囲気ではない。
ここは宿泊も出来、翌朝の日の出を見る事も可能なようだ。
売店でカップラーメンを購入し、腹に入れる。
天気が良ければ、紅葉真っ盛りの天狗岳まで往復する予定であったが、今回は残念ながら見送らざるを得ない。
暫く休憩した後、もと来た登山道を下る。
下山する人も鎖場のほうへは誰も行っていない様だ。
念のため、トレッキングポールを持参していたが、下りものんびりペースでゆっくり降りるため、余り必要では無かった模様である。
この石鎚山では、登山者には『おのぼりさんで』と声を掛け、下山する人には『おくだりさんで』と声掛けするのが慣わしだそうである
が、登降中、この挨拶をされたのはたった一人だけであった。
また、こちらから声掛けしても返事はやはり『こんちは』のみであり、サイドルートからの登山だったとは言え、少し寂しい気がした。
石鎚山頂にて 霧雨でした 石鎚神社頂上山荘 中はきれいです 土小屋からの尾根道 整備されている登山道
土小屋〜石鎚コース (カシミール3D使用)