岡山県 後山/駒の尾山 2005/11/9
場所 岡山県 美作市・西粟倉村
交通 自家用車にて S氏同行
天気 晴れ
標高差 約400m
時間データ
駒の尾山登山口発 9:40 〜 駒の尾山頂 10:40 〜 鍋ヶ谷山 11:05 〜 舟木山 11:40 〜 後山山頂 12:00
後山山頂発 12:40 〜 駒の尾山頂 14:00 〜 駒の尾山登山口着 14:40
( 登り 1時間 縦走 1時間20分 下り 40分 休息時間を含む )
◎岡山県南(S氏宅)をAM6:30に出発し、R2号を東平島まで行き、そこから山陽町〜菊ヶ峠〜湯郷から西粟倉まで走り、いつもの
パターンで大規模林道に入り、林道ダルガ峰線に出る予定であったたが、そのダルガ峰林道の東部が工事で通行止めとなっており、
仕方なく大きく迂回する羽目になってしまった。
西粟倉の坂根から岩津原に入り、大茅方面へ出、途中から右折し、ダルガ峰線の反対方向(西部)から、やっと目的地の駒の尾山登
山口駐車場に入ることが出来た。 下調べをしていなかったおかげで、ここで30分程ロスしてしまった。
気を取り直し、登山の準備をし、整備された木の階段を上がってゆく。
ここには以前、沢山の熊よけの鈴を、ボランティアの方が置いておられたのだが、今は一つも残っていない。
ただ今年は、岡山県でのクマ出没のニュースは全く聞かれていないが。
11月ともなると木々も葉を落とし、その落ち葉のつもった道を、ガサ、ガサ、と音を立ててリズム良く高度を上げてゆく。
普段は早い場面から息を切らすS氏も、今日は調子よくどんどん登ってゆく。
休息所を過ぎ、暑くなったので上着をザックにしまう。 展望台を過ぎ、木のチップや落ち葉でクッションの効いた緩やかな登りを進む。
程なく駒の尾山(1281m)山頂だ。 ここからの見晴らしは360°全て利き、最高の眺めである。
しばしの休息の後、縦走路を後山に向かう。 駒の尾山の直下には立派な避難小屋も建っており、ステンレスのドアを開けて中を覗いて
見たが、清潔に保たれており、管理も行き届いているようである。
この付近から左に、北方へ伸びる尾根伝いにダルガ峰までの縦走路が伸びている。
ここからの縦走路は、人の背より高い熊笹の中に切り開かれた道となっており、ずっと尾根伝いなのだが見晴らしは余り利かない。
ただ、風の強い時や吹雪の中では風を遮ってくれるので大変助かる。
緩やかなアップダウンが続き、ところどころで前後の道が見通せる。
鍋ヶ谷山の頂上は、いつ過ぎたか判らない程に通過し、静かな尾根道を快適に進んでゆく。
しばらく進み、高度を上げてゆくと、右手から合流する道がある。 東粟倉村の後山キャンプ場から後山への直登コースだ。
以前にはこの道から何度か登った事があるが、ずっと登りの多少きついコースである。
少し尾根伝いに進むと、舟木山山頂(1234m)とある標識に出る。 何の事はないピークなのだが、今回3つめの山頂である。
そこからしばらく進み、多少の登降を経た後、最後の一登りをこなすと、本日の目標、後山山頂(1345m)に到着する。
この日も頂上の祠には青いシートが掛けてあり、山の風雨からガードしてあった。
この後山は、山岳修験道の地であり、下の行者堂からの直登コースは、今でも女人禁制となっている。 ここはコースといっても実際は
道なき道であり、以前これを下った時は、木の根や岩につかまりながら目印を探し探し進む、まさに修行の為のコースであった。
今は後山へは、兵庫県側からの登頂ルートもあり、岡山県最高峰という位置付けもあってか、山頂は老若男女の登山者で賑わいを見
せている。 この日もウイークデーではあったが、他に2組の登山者がおられた。
山頂では例によってバーナーで湯を沸かし、ミルクティーを入れ、コンビニ弁当を頬張る。
ゆっくり休んだ後、来たコースを引き返す。 今日はなだらかな縦走がメインであり、S氏も元気である。
どんどんと行程を進んでゆく。 のどかな午後の日差しの中、殆ど無風であったがさほど汗もかかず、程なく駒の尾山まで戻ってきた。
ここで最後の展望を楽しみ、あとは落葉の木立の中をどんどん高度を下げてゆく。
滑り止めの砂利の敷かれた木の階段をリズムをつけて降りる。 途中、一組のカップルとすれ違う。
林道の一方が通行止めでも、他に登ってくる人もいるようである。
40分ほどで駐車場まで辿り付いた。
装備を車に積み、林道を引き返し、途中を左に折れ、坂根へ直に降りる道を通り、西粟倉に着き、ここの黄金泉に入る。
入湯料は800円に上がっていたが、水曜日は半額デーだそうで、400円で入浴できた。
全身を洗い、今回は余り疲れなかったが山の疲労を癒し、下着を着替え、さっぱりできた。
帰路では、例により道の駅に立ち寄り、食事を取り、山の幸を購入した。
11月になると日の暮れるのも早くなり、道の駅を出る頃には、辺りも暗くなっており、夕暮れの道を津山〜R53号経由でS氏宅を廻り
帰宅した。
駒の尾山への道 大変よく整備されています 駒の尾山頂より後山への縦走路 快適な尾根歩き 後山山頂 後山山頂より南西方面 東粟倉の村落が見えます
GPSデータ (カシミール3D使用)