第21回倉敷瀬戸内ツーデーマーチ 2008/3/8


※今回は趣向を変えて、ウオーキング大会に参加したときの模様を掲載させていただきます。

3月8日と9日に倉敷市近辺で行われました『第21回瀬戸内倉敷ツーデーマーチ』に参加してみました。
 これは倉敷市ほかが主催し、毎年3月上旬に実施されるもので、地元におりながら過去一度も参加したことがなかったのですが、今回天気も良いので、飛び入り(当日申し込みOK)で参加してきました。

 8日の朝8時に倉敷駅北口にあるチボリ公園前の受付で参加料2000円也を支払い、パンフレットやゼッケン、帽子、記念のバッヂなどを受け取りました。
このウオーキング大会の参加コースは、40Km・20Km・10Kmそして5Kmの4つのコースがあり、体力に応じて参加できるようになっています。
私は、今回は足慣らしと言う意味で20Kmの『良寛コース』にエントリーしました。
時々山に同行するS氏も一緒です。周りを見回すと、白髪頭の60歳以上の人が相当多く、またゼッケンに書いてある出身県を見ると、北海道や神奈川、大阪など、他府県の方が全国から集まってきている模様でした。

 9時前に案内があり、準備体操の後スタートしました。しかし参加者が1500人以上と大変多く、列の真ん中あたりにいた私たちが出発できたのは数分後のことでした。
公園の出口でチェックのスタンプを押してもらい、倉敷駅のコンコースを通り市内を南に下ります。
しかし当初から皆さん大変速いペースで、こちらも負けじと半ば意地になって早足で歩き続けます。全国からの『歩こう会』の旗印をもった団体などもおられ、部外者から見るとほとんど『ジジババ大行進』の様相を呈していると思われます。

 市内は私にとって歩き慣れた道であり、快調に飛ばして行き、市役所構内を経由、保険所にてトイレ休憩の後、峠を越えて水島地区まで南下しました。
快晴の日和の中、水島の街中に入り4車線の道の横の歩道をひたすら歩き、連島地区まで西進し、第一チェックポイントの連島西浦小学校に到着。ここが中間地点で、スタートから10.3Km歩いたことになります。ここまではペース良く歩け、結構たくさんのグループを追い越したりもしました。 ここで少々早い昼食をとることとします。弁当(予約で700円)をもらい、校庭の片隅で広げているとS氏が追いついてきました。
ここでは地区ボランティアの方たちが豚汁などの接待もしておられ、快適に過ごすことができました。

 暫しの休息の後再スタート。小学校裏手にある箆取(へらとり)神社へ上って参拝した後、急な階段を下り、コースに戻りました。
そこからまた水島の町中を歩き、水玉ブリッジラインに出ます。ここから水島大橋を渡り、高梁川を越えて玉島地区に渡りました。橋の上では快晴ではあったものの結構風も強く、持参していたウインドブレーカーを改めてはおりました。
ここから乙島地区を通り、玉島地区の街中に入ります。今はシャッター通りとなった通町商店街を抜けてゆきます。街中では一部で湯茶接待もしておられ、皆足を止めて暫し休息していました。また季節柄、雛人形の展示も町のあちこちで見られ、和みを添えていました。
しかしまだまだここで気は抜けません。このあと山登りが待っています。玉島港の水門の脇を通り、小高い山の上にある円通寺までしばしの登りです。

 普段やっていない長時間の速歩で、この時点で結構疲れていたのですが、普段の山登りのおかげか、坂道にかかった途端に逆に足が軽くなった感じで、先行のグループをどんどん追い越してゆきました。標高差で僅か数十メートル程の上りでしたが、国民宿舎良寛荘の駐車場にある第二チェックポイントにえっちらおっちら辿り着きました。ここで小休止と水分補給。
 ただ、後ろを見ても遅れていたS氏の影は見えません。当初40Kmコースにしよう!などと元気に言っていた彼なのですが、またもや大幅にペースダウンした模様です。10分ほど待ったものの未だ来ません。仕方がないので、後はゴールまでほんの僅かな距離でもあり、先発することとしました。(山では、必ず待つのが鉄則なのですが)

 円通寺の境内を経由し、昔ながらの道を玉島港まで下り街中に入ります。下ったところに酒の醸造元があり、甘酒や新酒の接待をしておられました。
街中を抜け国道2号線に出て、ゴール地点である玉島支所までラストスパートです。
やっとゴールに辿り着き、確認の印と完歩証をもらいました。
横を見るとスタート地点まで送ってくれるバスが来ています。しかしS氏を待つため暫し休息です。20分ほどして、やっとS氏の姿が。なんと今回も敗残兵状態。ヨレヨレになって椅子に倒れこんだまま起き上がろうとはしません。彼は全力を出し切ってしまったようです。

 暫く休んでもまったく動けないとの事、仕方なく先に迎えのバスで帰ると告げ、送迎の無料バスに乗り込みました。チボリ公園に到着する間際に携帯があり、何とまだ動けないでいるとの事。その場にいるように告げ、自分の車まで急いで帰り、玉島まで迎えに行くこととしました。
玉島支所につく頃には、もう参加者の姿は殆どなく、主催者側も店じまいしているところでした。本人を助手席に乗せ、岡山の自宅門前まで送り届けました。
何かこちらのほうが疲れた感じです。

 あとでコースタイムを調べたら、総距離22Kmを実歩行4.5時間強かかったので、平均時速は4.8Km程という結果となりました。普通の歩行速度より2割ほど早いという訳です。これで参加者の平均値程度だと思いますので、今回のは『のんびりウオーク』どころか、『速歩大会』だった訳です。ジジババ恐るべし!やはり全国から参加の愛好者の方たちは侮れませんね。
普段、山とかサイクリング、スポーツセンターなどにある程度通っていたこともあり、多少足には自信があったのですが、今回は大腰筋や腸骨筋あたりが大変疲れた模様で、どうも速歩とでは使う筋肉が違うようです。

 普通なら翌9日も参加するのが趣旨なのでしょうが、相棒のS氏が当分再起不能の状態でもあり、今回はパスさせてもらいました。
ということで、ワンデーマーチということとなりました。

翌日の新聞には、総参加者は二年連続の一万人オーバー、参加した良寛20Kmコースは1712名のエントリーがあったと書いてありました。




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